アーティストだってお金稼がないとご飯食べれません。これ当たり前。
でも、アーティストや美術作家が実際どのように生計を立てているのか、つまりどうやってご飯を食べているのかご存知ですか?
美術大学でアートを学び、アーティストになろうとしている人。
大学を出たらどのように作品を作って発表し、お金を稼いでいこうと考えていますか?
アーティストってのは作品を作っているだけじゃありません。
自分の作品をプレゼンしたり、作品の売買をしたり、展覧会に係るすべての事務的なことを処理したり…。
要するにマネジメントが必要なわけです。
この本はアーティストになるためのノウハウ本になってます。
具体的には…
- ポートフォリオの基本フォーマット
(寸法表記の決まり、所蔵先や、ステートメントの必要性など、
結構知らないことが多い) - 作品写真撮影の際の照明
- 展覧会における梱包からライティング・搬出
- 各種助成金の申請
- アーティストの収入に関するアレコレ
- アーティスト活動における法律・ビジネスの基礎知識
などなど、けっこう細かいとこまで書いてあります。
奈良美智、会田誠、須田悦弘、藤 浩志、がアーティスト活動の実際のところと、お金のことなんかについて語っているところは貴重。
もちろんアーティストになるためのノウハウなんてないし、この本のとおりにやってればアーティストになれるなんてこたぁ絶対にない。
でもこの本はきっとアーティストになりたい!!って思っているあなたの役に立ってくれるでしょう。
お金の話やら仕事の話、そういうところの話ってみんな隠そうとする、だからこういったかたちで本になってるものって他にありません。
アーティストになりたい人、是非読んでみてください。
もっと詳しく美 術手帖 2005年 02月号 をみてみる