工芸
自在置物
自在置物(じざいおきもの)とは様々な種類の金属を使って、生物・動物を写実的に作った美術工芸品のこと。その特徴は手足や関節などが可動するところにある。昔のガンプラみたいなもんだろうか。江戸時代中期にその起源を遡ると言われる。
自在置物(別冊緑青)
マリア書房さんからご献本頂いた衝撃的な本をご紹介します。その名も…「自在置物」! なんとマニアックでなんと直球勝負でしょう!! 最初にこの本を知ったときには肝っ玉をえぐられました。 ご存じの方にはこの”衝撃度”が感じて頂 […]
メタルに遊ぶ (創作市場46)
私が制作協力をさせて頂いた「GRAPHIC METAL」の出版社であるマリア書房さんから「メタルに遊ぶ (創作市場46) 」をご献本頂いたのでそのご紹介を! 内容 金属を素材としたクリエイティブな世界を、その制作の現場や […]
GRAPHIC METAL
私赤井が制作協力をさせて頂いたメタルアート作品写真集「GRAPHIC METAL(グラフィック・メタル)」。 未だかつて金属で作られたアート作品のみを集めた作品集というものはありませんでした。その意味においてある種金字塔 […]
多摩美術大学工芸学科
多摩美術大学工芸学科。 1997年、油科陶コース、プロダクトデザインクラフト専攻が合流し、陶、金属、ガラスの3つのプログラムをもつ工芸学科としてスタート。 初代学科長で焼き物の中村錦平氏が中心となって立ち上げる。 当初は […]
樋田豊次郎
1950年生まれ。数少ない工芸評論家の一人。 76年芸大芸術学科大学院卒業後、東京近代美術館工芸館研究員に。 現秋田公立美術工芸短期大学学長。 倫雅美術奨励賞を受賞した「素材の領分」という企画展は皆さんご存知かと。 著書 […]
金子賢治
陶芸・やきものをメインとした評論家。現代陶芸論の第一人者。 サントリー美術館学芸員時代に東京国立近代美術館にヘッドハンティングされる。 素材相対主義、工芸的造形論などのトピックワードを提示。 主な著書:現代陶芸の造形思考 […]
笹山央
1950年生まれ。京都大学文学部哲学科卒業後、 美術報知社で美術記者として活動。 工芸評論活動を中心に、季刊誌「かたち」「かたちノート」「工芸」等を発行。 現在多摩美にて教鞭をとる。 その洞察眼と「工芸」ってものに対する […]
工芸
photo credit: Tamago Moffle この言葉を聞くと多くの人は、国宝なんちゃらかんちゃら、見たいなものを思い浮かべるのではないでしょうか? いやいや現代の工芸はそんな堅苦しいモノばかりではないですよ。 […]
北澤憲昭
1951年生まれ。美術評論家。美術手帖での執筆を期に文筆活動へ。 当初現代美術がそのフィールドだったが、美術概念検討のために歴史を検証。 そこで明らかにされたのは、美術を考えるとき、実は工芸というもの考えないと話しになら […]
工芸家のための金属ノート
金属芸術家の金属材料学の入門書といった本。 金属使って作品作ってんだからある程度はオベンキョしないと、なんていう方に。 科学的メスでもって自分の作品を振り返るきっかけにもなり面白い本です。 ただ気合を入れて読む必要はあり […]
工芸家「伝統」の生産者
数少ない工芸評論家と言っていいでしょう樋田豊次郎さんの著作。 「何故手仕事ごとは未だに生き残っているのか」 の解明と、15人の工芸作家を取り上げ論じている本です。 産業革命による機械の台頭にも関わらずなぜ手仕事は未だに続 […]
境界の美術史―「美術」形成史ノート
美術評論家北澤憲昭氏の代表作と言えるんじゃないかな。 美術手帳100周年号『日本近現代美術史』にも執筆していましたね。 美術というのは海の向こうの考え方であってそれ以前の日本には「美術」という概念はなかった!?美術と言う […]
21世紀は工芸がおもしろい
ずばり買いです! 現代の工芸に興味のある人。 素材の特性を見抜き、時代を先行く造形が好きな方。 どうぞお買い求めください!! 03年に出版された鼎談形式の本。 いろんな人たちが集まって話し合っていた会話がそのまま活字にな […]
工芸とは一体なんなのだろう??
工芸とは何か?なんと曖昧で、なんとわかりずらいことばでしょう…。この工芸って言葉をずばり言い切るのは非常に困難です。ではなぜ「工芸とは何か」なんて考えるのでしょうか? 工芸について考えて一体何の利益があるのでしょうか?
工芸の突破口-vsデザインから考える
先日CO-CORE研究会にて作品展示及び研究発表の大役を仰せつかり、参加してまいりました。 CO-COREとは「異文化相互批評が可能にする高度人材育成」プログラムの総称であり、文科省に採択されたプログラムで、 多摩美術大 […]
金属工芸はあれから一体何を成し得たのか?-東京国立博物館見聞録
前回の若冲の回の最後で書いたよーに、東京国立博物館で見つけたド偉いモンをご紹介いたします。金属工芸関係者各位、必見ですぞ。。 いやあ・・・衝撃。。 場所は上野にある東京国立博物館の平成館1階の考古展示室。ここには、縄文時 […]
体ありきの作品制作-身体と工芸-
この卒業制作真っ只中の忙しい時期に不覚にもダウンしてしまいました。 一昨日制作していたら急に吐き気を催し、だるいながらも作り続けていたのですが、たまらずトイレに急行。しかしまあ吐けない。 どんどん気持ち悪くなってきたモン […]
近代日本における「工芸」概念の形成過程
工芸概念の形成を見るということは、美術概念の形成を見るということと切り離せぬ関係にある。これは工芸概念の形成が美術概念の形成、さらに言うならばその自律と純化の産物として起こってきたからである。「美術」という概念は明治初期に西洋の概念を移植するために造語された翻訳語である。