特集はズバリ『日本近現代美術史』。
歴史を学べば、アートがわかる。
美術史を知ることは、作品理解にかかせないトコロ。
逆を言うと、
『美術の流れを知ることでどうしてこの作品に価値があるのか?』
というのが見えてきます。
またツクリテにとって美術史とは、自分の作品の立ち位置、ポジションを知るためには学ばなくてはならない部分。
歴史を学び、自分の作品の立ち位置を把握することは、他人に自分の作品を説明しなくてはならない 昨今の状況で大いに役に立つでしょう。
19世紀までの西洋美術史の本はいっぱいあります。
20世紀の西洋美術史の本は、各々の美術動向別にそこそこそろってます。
でも、日本の20世紀以降の美術史を一冊で体系的にまとめた本はありません。
そんなわけでこの本は買いだと思います。
1905年から2005年の100年間の日本の美術家、動向、様式の流れを写真入りで体系的に網羅しています。
分かりやすく言うと、これ一冊読めばもうOKみたいな感じです。
こんなおいしいとこ取りの本は他には知りません(笑)
ちなみに李禹煥、草間彌生、川俣正、森村泰昌、村上隆へのインタビュー部分もおもしろかったですよ。
もっと詳しく美 術手帖『日本近現代美術史』2005年 7月号 をみてみる