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酸化膜
熱したりすると出来る金属表面に生成する皮膜。銅ならば酸化銅の皮膜ができる。 絞り技法では、鈍しては絞り、鈍しては絞りという工程を踏むため、鈍すたびに酸化膜ができる。 絞り技法の教えでは、この酸化膜を除去せずに絞ると酸化膜 […]
真鍮
photo credit: ShellyS 銅と亜鉛の合金。 つまり銅の”いとこ”みたいなもの。だから黄銅なんて言ったりもします。金に似たその色味がとてもきれい。 一般的には5円玉が真鍮でできたモ […]
椹木野衣
1962年生まれ。いわずと知れた美術評論家。70年代後半以降のサブカルチャー(パンク、テクノ、ポップ等)から影響を受けてる感じ。 『美術手帖』編集部を経て、現在多摩美で教鞭をとる。彼の講義なんか聞いてると、良しにつけ悪し […]
さび
photo credit: 森井ゴンザレス さびというのは=酸化。 つまり酸素と結合しておこるもの。 金属アート・金属工芸の世界ではこのさびを上手に利用して作品を作ってます。 世の中的には、『さびはなんとしてもやっつけな […]
コンセプチュアルアート
photo credit: agushedem よく聞きますねーこの言葉。直訳すると概念芸術。 作品の物質的、視覚的側面じゃなくて、観念的な面に価値があるのだーという昔流行ったアートの種類。1960年代から70年代のころ […]
コマーシャルギャラリー
photo credit: masaaki miyara またの名を企画画廊。 展示作品を販売することにより収入を得ているギャラリー。画廊主が企画した展覧会のみを開催する画廊のこと。 画廊サイドにしてみれば場所代収入はな […]
クラフト
photo credit: mattedgar 手作りによる産業品と言ったところか。 最近この手のクラフト作家の実用品を扱うショップ・雑誌をよく見かける。 産業構造の中で生み出される大量生産品は、それゆえの制約を伴った形 […]
銀
photo credit: LovePotionDesign 皆さんご存知の通りの希金属。 電気伝導率(電気の通りやすさ)熱伝導率(熱の通しやすさ)光の反射率は、いずれも金属中で最大。だからうつくしい。 そしてとてもやわ […]
ギャラリー
credit: Cord Woodruff 美術作品を展示するスペース。 アーティスト?芸術家?デザイナー?みたいな人たちが作品を発表する場。 画廊とも言う。 画廊、ギャラリーといえば銀座というイメージがあると思いますが […]
貸画廊
photo credit: loungerie お金を払えば場所を貸してくれるギャラリー。 基本的にマネーをペイすればどんな作品でも展示できる。 ちなみに金額は場所や広さにもよるが、一週間10万から30万って感じで。 な […]
加工硬化
credit: Deepak Jonnalagedda 金属を常温(冷間という)で叩くなどの加工を加えると次第に金属が硬くなる現象。 金属に力を加えると金属結晶が滑りをおこすことで発生する。 材質によって硬くなる度合いが […]
漆かぶれ
photo credit: kamome 成分としてはフェノール性化合物のウルシオール(urushiol)←コイツガかぶれの原因、ハイドロウルシオールの他、マンニトール、ゴム質を含むものとされ、漆の種類によっても違いがあ […]
インスタレーション
photo credit: scalefreenetwork 1970年代以降現れた現代美術における表現手法。 いろんな説明がされますが、簡単に言えば 「一つのモノ」を作品とするのではなく 「モノ」いくつも置き、それらを […]
アルミニウム
photo credit: DiamondBack Truck Covers めちゃくちゃ軽くて耐久性もあり安い。 ただその分金属っぽさはなく、造形上安っぽく見える。 やわらかく、光沢は美しくない。 そのためかヘアライン […]
アイアンワーク
photo credit: lovestruck. 西欧の自由鍛造。 鉄の無垢材を真っ赤に熱し、それをハンマーで叩きかたちづくる技法。主に、エクステリア関係、門扉、フェンス、手すり、キャンドルなどを作り出す。 鉄の無垢材 […]
彫金の技法-ジュエリーデザイン-
ジュエリーデザインの入門書です。 ジュエリーの入門書ってとにかく高い気がします。で安めのは内容陳腐で使えないし…。 ちょいと古いのが難点ですが値段的、内容的に買いだなと思って購入しました。 金属を使ってちょっとジュエリー […]
- タグ: ジュエリー
工芸家のための金属ノート
金属芸術家の金属材料学の入門書といった本。 金属使って作品作ってんだからある程度はオベンキョしないと、なんていう方に。 科学的メスでもって自分の作品を振り返るきっかけにもなり面白い本です。 ただ気合を入れて読む必要はあり […]
- タグ: 工芸
金工の伝統技法
金属で何か作ってみたいという方、入門~実際までほぼ完全網羅です。 こういった技法書は数がなく、やりたい方は確実に買うべきでしょう。 ただ機械加工については学べませんのでご注意。 あくまでも金属の伝統的な加工方法、鋳金、鍛 […]
工芸家「伝統」の生産者
数少ない工芸評論家と言っていいでしょう樋田豊次郎さんの著作。 「何故手仕事ごとは未だに生き残っているのか」 の解明と、15人の工芸作家を取り上げ論じている本です。 産業革命による機械の台頭にも関わらずなぜ手仕事は未だに続 […]
- タグ: 工芸
ツーアート
芸人兼映画監督であるビートたけしと、今日本で一番知名度の高いアーティスト村上隆 がアートについて、芸と芸術と日本社会について語り合う対談集。 「なんなんだこの組み合わせは!?」と思って購入してしまいましたが、テンポ良くす […]
20‐21世紀 DESIGN INDEX
INAXのアートディレクター高野秀士さんのおすすめ。 この高野さん、たしか早稲田の理工出身だったとおもいますが、SATISをはじめとするINAXの便器のアートディレクションをされています。そんなですが美大畑出身ではない方 […]
絵の言葉
絵は言葉である。 それ自体に意味を持っている。 その意味を読み取る文法と辞書が、「言葉」と同じように「絵」にもある!? 絵を読み解くための辞書というものが昔はあったそうです。 びっくりですね! 本書によればその辞書にした […]
境界の美術史―「美術」形成史ノート
美術評論家北澤憲昭氏の代表作と言えるんじゃないかな。 美術手帳100周年号『日本近現代美術史』にも執筆していましたね。 美術というのは海の向こうの考え方であってそれ以前の日本には「美術」という概念はなかった!?美術と言う […]
今日の芸術―時代を創造するものは誰か
今日の芸術は、うまくあってはならない。 きれいであってはならない。 ここちよくあってはならない 『芸術は爆発だ!!』でお馴染みの芸術家岡本太郎。 日本で一番有名と言っても良いのではないでしょうか。 そんな岡本太郎のこの有 […]
デザインの読み方
別冊宝島のいかにも胡散臭い雰囲気の漂う本。 正直最初手に取ったときぼくは胡散臭いなあとおもいました(笑) しかし版画家の西岡文彦さんの的確な説明は非常分かりやすい!! ずばり、デザインを理解するのにセンスはいらない、とい […]
芸術ウソつかない―横尾忠則対談集
あのグラフィックデザイナーから画家へと転身し、世界的な活躍をみせる横尾忠則の対談集形式の本。横尾忠則とゲストとの対談。あの絵の根底にあるものはこーゆーもんなんだ~と納得。 横尾さんは霊的なものやら魂だとか、そういう超自然 […]
アートという戦場―ソーシャルアート入門
ソーシャルアートとは、80年代に生まれてきたアートと市民との距離を近づけようという考え。アート=社会を革命する壮大な力という観点から、20世紀のアートの動向を読み解く本。この本の構成は大きく分けて二つ。 評論家の人たちが […]
勅使河原蒼風 瞬刻の美
私事ですが、私は勅使河原蒼風が好きです。 彼の作品はほんとうにカッコイイ!! いけばなというものにも昔から惹かれるところがあります。 この本は、言わずと知れた勅使河原蒼風の作品写真(オールカラー)と本人の簡潔でさらっとし […]
彫金教室-ジュエリー制作のテクニック
言わずもがな、ヒコ・みづの著の ジュエリー作るための全てが網羅された本!! です。 しかも全く何も知らない初心者を対象としたものなのですごく分かりやすい。 発行が74年と古いため、今は使用を禁止されているアスベスト(石綿 […]
- タグ: ジュエリー
日曜大工で楽しむ金属DIY入門
金属で何か作ってみたい!!という人におすすめの本。 やっぱり金属って手軽に加工できるってイメージの素材じゃないですよね。 本当はやりたいんだけど、技術的に難しいんじゃないか? って思って躊躇している人多いんじゃないでしょ […]
CONFORT『金属の味』
ほんとうはあんまり教えたくない赤井太郎の超おすすめ雑誌です!! インテリア・デザイン・建築を結ぶ雑誌コンフォルトの2005年2月号。 まずこのコンフォルトは写真が高繊細でとてもきれい。 質の高い写真で構成させるオールカラ […]
アートマネジメント
photo credit: Nordea Bank 何度も繰り返しになるが、日本にはアートなんて存在していない。もちろん日本画にはマーケットが存在しているし、 平面系はコレクターが置き場に困ることもないのでまぁなんとか・ […]
21世紀は工芸がおもしろい
ずばり買いです! 現代の工芸に興味のある人。 素材の特性を見抜き、時代を先行く造形が好きな方。 どうぞお買い求めください!! 03年に出版された鼎談形式の本。 いろんな人たちが集まって話し合っていた会話がそのまま活字にな […]
工芸とは一体なんなのだろう??
工芸とは何か?なんと曖昧で、なんとわかりずらいことばでしょう…。この工芸って言葉をずばり言い切るのは非常に困難です。ではなぜ「工芸とは何か」なんて考えるのでしょうか? 工芸について考えて一体何の利益があるのでしょうか?
- タグ: 工芸
世界中のストリートアートをGoogleマップで探す方法
美術館とかギャラリーというのは『その場へ行けばまとまった数の作品が見れる場所』。 例えば絵画にしろ彫刻にしろ、インスタレーション作品にしろどんなアート作品でもまとまった数を鑑賞できる。 でもちょっと待て。ストリートアート […]
ヴァン・ゴッホの殺害が象徴する世界的問題
世界中の目が米国大統領選挙に集まっていた2004年11月2日、画家のヴィンセント・ヴァン・ゴッホの甥の孫である、オランダ人映画監督テオ・ヴァン・ゴッホが暗殺された。テオはユダヤ人であれ、イスラム教徒であれ、自分と見解が違 […]
- タグ: 文化
西尾康之と鍛金的造形
西尾康之、非常に奇異で興味深い作家である。「興味深い」ということに関していえば、それは作品、方法論はもちろんのこと、その西尾氏本人自体に関してということである。 西尾康之とは?と聞かれた際、名前の次に想起されるのは「陰刻 […]
ウォーホルから導くポップアート
マリリン・モンローやエルヴィス・プレスリーなど、大衆社会のスターの写真をシルクスクリーン技法により再現し、キャンベルスープやコーラなど誰にでも入手可能なモチーフにほとんど手を加えることなく並べ立て作品にした20世紀の最も […]
アートフェア
photo credit: mightymightymatze 画廊・ギャラリーが集まり、美術作品・現代アートの展示販売を行うイベント。各々のギャラリーが各自ブースを構え展示販売をする。世界中の各都市で開催されている。 […]
『今世界にはアートが必要だ』pen
ご存知penの2006年11月号。 特集は『今世界にはアートが必要だ』 正直そういう世界の真っ只中の現場にいる私としては 「調子いいキャッチフレーズ言いやがって・・・」 なんて思ったり思わなかったりですが(笑) 日本人の […]
- タグ: 世界のアート