数少ない工芸評論家と言っていいでしょう樋田豊次郎さんの著作。
「何故手仕事ごとは未だに生き残っているのか」
の解明と、15人の工芸作家を取り上げ論じている本です。
産業革命による機械の台頭にも関わらずなぜ手仕事は未だに続いているのでしょう?
なんで手仕事は廃れなかったのでしょう?
専門書にして2000円を切る価格も魅力。
ちなみにその15人の一部を挙げると・・・
加納夏雄、三代宮田藍堂、黒田辰秋
富本憲吉、佐々木象堂、西大由、松田百合子
平松保城、中村康平、古伏脇司等など。
- 序・伝統を考える視座
- Ⅰ・土着的芸術観の保全
- Ⅱ・伝統様式の再解釈
- Ⅲ・技芸の物神化
もっと詳しく工芸家「伝統」の生産者を見てみる。