photo credit: Tamago Moffle
この言葉を聞くと多くの人は、国宝なんちゃらかんちゃら、見たいなものを思い浮かべるのではないでしょうか? いやいや現代の工芸はそんな堅苦しいモノばかりではないですよ。
この言葉は明治維新に出来上がった言葉で、その解釈は非常にファジーで、100人いれば100通りの解釈があるのではというのが実感です。
つまり一口に工芸と言っても、現代アートみたいなものからデザイン雑貨みたいなもの、絵画みたいなものもあるし、彫刻なのか工芸なのか??というようなものまで色んな作品があるのです。
しかし世の中全般的に、「工芸」という語につきまとうイメージは完全に「伝統工芸」のような技術満載置物というイメージに固定化しており、もはや「工芸」という語がそのイメージを世間的に払拭できる可能性はないんじゃなかろうかと思います。
→【近代日本における「工芸」概念の形成過程】
→【工芸に感じる概念の新たな存在形式】
→【工芸論という違和感】
→【工芸空間】