credit: peterjr1961
渡金(ときん)技法の一種。金メッキをするための伝統技法。
金消のやり方
金と水銀を混ぜあわせ、それを加熱し溶かしアマルガム合金をつくる。
これを母材に塗り加熱することで、水銀のみを蒸発させ金メッキを施す。
奈良の大仏建造に際して多くの死者が出たのだが、これはこの金消技法を用いていたため作業者が水銀蒸気を吸引したことによる水銀中毒によって死亡したものと考えられている。
ちなみに水俣病は海に排出された有機水銀によって引き起こされた。
作業の際にはマスクは必須、加えて蒸発した水銀を冷却し固体に戻して回収するような設備を以て行う必要がある。