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鍛冶屋の世界において、金属を叩く際に台にする鉄の塊のこと。鋳込みでつくられており、鋳鋼(ちゅうこう:ハガネの鋳物)によるものと鋳鉄(ちゅうてつ:ハガネでない鉄の鋳物)によるものがある。別名、洋床、西洋式金床(かなどこ)、西洋式金敷(かなじき)ともいう。
写真のおじさんが材料を置いている平らな部分では、材を叩いて延ばしたり真っ直ぐにしたりするのに使う。対して端の尖ってる部分を「角(ツノ)」と言うが、ここでは材料を曲げたりするのに使う。昔から馬の蹄鉄を作るのに使われてきたためにこんな形をしている。
ちなみに鋳鋼モノは鋳鉄に比べて値段が高い。両者を見分ける方法としては、グラインダーで削って飛ぶ火花の量で見分けるか、ないしは叩いてみるという方法もある。ハガネだとハンマーの跳ね返りが強いのと、鋳鉄に比べて甲高い音がする。まぁアンビル自体の形状にもよるが…。
参考までに100kgまでのアンビルであればamazonでもアンビルを売ってますw 510mm/75kg[鋳鉄製]角型金床
お気づきの方もいると思うが、西洋式があるとすれば、そう和式もある。洋床に対して和床という。芸大の鍛金にあったと記憶してる。