工芸概念
境界の美術史―「美術」形成史ノート
美術評論家北澤憲昭氏の代表作と言えるんじゃないかな。 美術手帳100周年号『日本近現代美術史』にも執筆していましたね。 美術というのは海の向こうの考え方であってそれ以前の日本には「美術」という概念はなかった!?美術と言う […]
21世紀は工芸がおもしろい
ずばり買いです! 現代の工芸に興味のある人。 素材の特性を見抜き、時代を先行く造形が好きな方。 どうぞお買い求めください!! 03年に出版された鼎談形式の本。 いろんな人たちが集まって話し合っていた会話がそのまま活字にな […]
工芸論という違和感
ここのところ自分の制作に没頭していた。 そして制作を終えふっと息を抜いたとき、ふと工芸論というものに肌で違和感を持った。 それはリアリティーがなかったためだと思う。 それは制作に集中し、作品に対して思考していた私にとって […]
近代日本における「工芸」概念の形成過程
工芸概念の形成を見るということは、美術概念の形成を見るということと切り離せぬ関係にある。これは工芸概念の形成が美術概念の形成、さらに言うならばその自律と純化の産物として起こってきたからである。「美術」という概念は明治初期に西洋の概念を移植するために造語された翻訳語である。
工芸に感じる概念の新たな存在形式
言葉とは観念を表現する記号の体系であり、人はその言葉を用いて意思の疎通を行う。個々の記号、すなわち各々の言葉はある何物かを表意するわけだが、その表意内容のお互いの了承の基に意思の疎通は成立する。しかし世の中には数多くの言 […]