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「焼き入れ」と言っても、「懲らしめる」ってコトじゃなくて金属加工用語の方ね。
簡単に言うと、赤めた炭素鋼(炭素が入った鉄)を急冷(急激に冷やす)するとすんごく硬くなる。この熱処理の事を焼入れという。刃物なんかはこの焼入れがしてあるために硬くなり、色んなものが切れるのです。
詳しく言うと、炭素量0.3%以上の鋼を加熱しオーステナイトにした後、水中や油中で急冷することによって、マルテンサイトに変化させる熱処理。
ただ焼きを入れると硬くなる分、粘りがなくなり衝撃には弱くなってしまい(靭性が低下)、落としたりすると簡単に割れてしまったり。
気をつけましょう。