credit: is_kyoto_jp
2011年3月11日に発生した東日本大震災を受けて、私たち一人ひとりがやれることは多岐にわたりますが、現地の復興支援・災害ボランティア活動に関する情報を以下にまとめてみます。
なお発生直後は二次被害の可能性及び政府機関による救出活動を阻害してしまう可能性もありますので情報収集に務めることが求められています。せっかくのあなたの善意が迷惑にかわってしまっては、意味が無いどころかマイナスです。以下ボランティア活動をお考えの方に向けて基本的な心構えをまとめてみます。
ボランティア活動の心構え
- ボランティア災害を起こさない。
- 被災地の負担にならない・家族知人に心配を掛けない
- 自分が助けられる側にならない
- 出発前にボランティア保険やご自分が加入している保険の内容を確認
- 被災地は地元の皆さんの生活の場であるという認識
有益と思われるボランティアに対する心構え準備情報
以下阪神淡路大震災をご経験された方々のご意見です。物言いはきびしいところがありますが、これが現実のようですのでご一読下さい。
外部から被災地へ行って何か手伝いたいと思っている方。阪神大震災でも沢山の方が来て下さってかなり助かったのは事実です。が、手ぶらで来て「来てやったから飯と宿泊場所を寄越せ」という人もいたとの事。どうか自分の食料は持参し、不眠不休でトイレにも行かずに動く覚悟をして被災地に赴いて下さいvia : Twitter / @美羽@兵庫
呼ばれでもしないかぎり、絶対に被災地に行かないことです。被災地から出ようとする人、入ろうとする支援部隊や家族でアクセスはただでさえ大混乱ですから非常に邪魔です。統制もとられておらず装備もなく訓練も受けていない「ボランティア」はただの野次馬観光客です。何の役にも立ちません。自衛隊は、食糧から水から燃料から寝具から、全て自前で用意して出動します。(略) 完全に現場指揮に従うのであれば、しかも生き地獄での救援活動に耐えうる技術と精神力を備えているのであれば、行ってこればいいと思います。via : 今村岳司XDL – diary(2011-03-13)
- 内閣府防災担当による防災ボランティアのページ
- 防災ボランティア活動マニュアル
ボランティア活動保険- 災害救援ボランティア活動に参加する際の基本的な注意事項
- ボランティアに求められる自己責任の大原則
- あの恐怖と屈辱は、記憶よりさらに奥に刻みつけられてしまっている
災害ボランティア団体の一覧
先に挙げたようにボランティアが現地に入ることで二次被害が発生する可能性があります。発生直後である現在、ボランティアの支援要請はありません。
ただし被害が甚大であることから、今後、長期にわたり支援・復興に多くのボランティアの力が必要となることは予想されます。以下ボランティア団体の情報をまとめますが、地震発生直後である今は情報収集に努め、支援要請が各団体から出てからアクションを起こしましょう。
岩手県ボランティアの受入について
岩手県災害ボランティアセンターは、3月11日地震発生後設置しましたが、現在、余震が続き被災地も非常に危険な状況です。現在、本会職員が被害の大きかった地域へ出向き市町村の被害状況等を確認中です。
今後、災害ボランティアの受入についても体制を整え、岩手県社会福祉協議会ホームページ等でお知らせいたしますので、今しばらくお待ちください。全国からボランティアに関するお問い合わせ、温かいお言葉をいただいておりますこと、この場を借りてお礼申し上げます。
via : 2011年 3月15日岩手県社会福祉協議会
福島県ボランティアの受入について
東北地方太平洋沖地震におけるボランティアの受入にあたり、福島県内の 市町村に災害ボランティアセンターが設置されています。福島県災害ボランティアセンターのブログでは、災害 ボランティアセンターの詳しい状況をお知らせ していますので、ご覧ください。via : 福島県ホームページ -ボランティアの受け入れについて
問合せ窓口である福島県災害ボランティアセンターの電話番号は024-522-6540。
青森県ボランティアの受入について
現青森県防災ボランティア情報センターの設置について平成23年3月14日午後3時に設置しました。via : 青森県庁ホームページ
3月16日現在、ボランティアの募集も始まっていますが、同被災地内にお住まいの方のみ募っているようで、被災地以外の方のボランティアについては募集していないようです。
- 青森県防災ボランティア情報センター運営マニュアル 870KB(PDF)
- 問合せ先:県民生活文化課 消費生活・ボランティア支援グループ
- 電話:017-734-9206
- FAX:017-734-8046
- Mail:[email protected]
宮城県ボランティアの受入について
各市町村のボランティアの受け入れについては宮城県災害ボランティアセンターのホームページでお知らせしています。詳しくは各災害ボランティアセンターの情報をご確認ください。via : 宮城県ホームページ Miyagi Prefectural Government
宮城県災害ボランティアセンター- 仙台市災害ボランティアセンター
山形県ボランティアの受入について
県が設置する避難所で活動していただけるボランティアの方を募集しますので、下記までお問合せください。via : 県内で活動するボランティアの募集について — 山形県HP
- 山形県災害ボランティア支援本部
- 電話番号:023-625-3581 / 023-625-3582
- 受付時間:8:30 – 20:30(土日・祝日も受付ます)
茨城県ボランティアの受入について
防災ボランティアとして活動を希望される方は、茨城県ボランティアセンター(社会福祉法人茨城県社会福祉協議会内)へお問い合せをお願いします。via : 茨城県HP
- 問合せ先:茨城県ボランティアセンター
- 所在地:水戸市千波町1918 茨城県総合福祉会館内
- 電話:029-241-1133(8時30分から21時)
各地域のボランティアセンター
地区・職場・学校におけるボランティアに関する事務局で、ボランティアの活性化を図る組織。市区町村単位で設置されることが多いので、「お住まいの地域名」+「ボランティアセンター」で検索してみる。
災害ボランティア活動支援プロジェクト会議
企業・社会福祉協議会・NPO・共同募金会が協働するネットワーク組織。災害ボランティア活動の環境整備をめざしており、人材、資源・物資、資金を有効に活用するため、現地支援を行っている。東北地方太平洋沖地震を受け現在情報収集段階とのこと(3.12.17:50現在)。
Twitterにてリアルタイムに情報を発信していますのでまずはこれをフォーローすることが求められています。災害ボランティアセンター立上げの動きが各地で始まっていて、募集情報も適宜ツイートするとのことです。
被災規模や状況からボランティアが活動できるようになるには最低1週間はかかると思います。災害ボランティアセンター立上げのための動きが少しずつですが各地で始まっていますので、ボランティア希望の方はボラセン開設のニュースをお待ちください。via : Twitter / @災害ボランティ活動支援プロジェクト会議
先に述べたとおりボランティアに関する情報は今はまだありません。(3.12現在)今後支援要請などの具体的な情報が出てくることが予想されますので、これに伴い本ページも随時更新していきます。
急いでまとめたものなので、間違いなどあればTwitterないしはContact Formよりお知らせ頂ければ幸いです。他にも有益な情報などあればご教授ください。
東日本大震災における後方支援情報のまとめ
- ネットや電話で友人や家族の安否を確認するための方法
- 被災地に義援金を寄付するためのまとめ
- 被災地におけるボランティア活動をするための方法と知識のまとめ
- 震災地に救援物資を送る上での知識と方法のまとめ
- 地震報道につかれてしまったあなたへ贈る、笑顔と涙と勇気のコンテンツ