展覧会オフィシャルサイトのススメとその作り方

展覧会オフィシャルサイトのススメとその作り方

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  • 投稿日時 || 2007年2月17日

ル・デコ1Fで開催される「彼らは金属で何をしたのか?」のオフィシャルサイト制作いたしました!! 作り方はいたって簡単です。
HTMLでタグを打ちまくり、写真素材をフォトショでいじり倒し、ロゴやマークをイラレでつくり、cssでデザインし…ぶつぶつ。 以上。。

彼等は金属で何をしたのか?

現状、名もなきアーティストのグループ展や個展に飛び込みで見に来てくださるお客様はいません。それは「日本ではアートを見る習慣、文化がない」からです。そしてそれらが一体どのようなものなのかすら知りません。なにせ普通の日本人はギャラリーには足を運んだことすらないのですから。。

アーティストにとって展覧会とは資金も時間もかかる、一世一代の大舞台です。展覧会をやる以上はできるだけ多くの人に見てもらう必要があります。そのため にDMを制作して配布したり、出版社に掛け合ったりするわけですが、そんな広報の一環として展覧会のオフィシャルウェブサイト制作は大きな意味を持ちま す。わたくし赤井の感覚では通常DM配信によって見に来てくださる方というのは、その配布リストの特性上、今までに見に来てくださった人、自分と親しい人 間、同業者の3グループの人たちです。DMという広告媒体は新規顧客の創造という点ではあまり威力を発揮しません。ここでウェブサイトが大きな役割を果たします。

例えば今までに接点のない方にDMを送った場合、来ていただける可能性は限りなく少ない。それはDMやフライヤーで伝達できる情報量があまりにも少ないか らです。それを補ってくれるのがオフィシャルサイトというわけです。個展やグループ展のためにオフィシャルウェブサイトを制作するのは現状美術館での大き な展覧会くらいなものです。ギャラリースペースでの展覧会でわざわざオフィシャルサイトを制作しているところは今までに見たことがありません。その意味で もオフィシャルサイトがもつ意味はとても大きいのです。

以上簡単に展覧会におけるオフィシャルサイトの意義について書いてみました。いかがでしょう? ほんの少しでもオフィシャルサイトに興味を持った方のために、ウェブサイト制作ための簡単な仕組みについて書いておきます。

写真
Creative Commons License photo credit: ksuyin

ウェブサイトの制作には技術的には大きく二つに分けられます。
プログラミング」と「デザイン」 つまり冒頭でぶつぶつ言ったところで言いますと、プログラミング系はHTMLコード、CSSの2つ、デザイン系は写真素材のfhotoshop、ロゴや マークのillustraterになります。デザイン系の部分に関してはアーティストの人たちならば何とかなるでしょう。問題はプログラミング系のほうに なります。しかしこの点に関してはあまり気にする必要はありません。というのも手軽にウェブサイトが作れるソフトウェアが色々と出回っていますから、新規 顧客獲得のためのサイトくらいであれば、ちょっと勉強すれば作れるようになります。

私は現在はadobe社のdreamweaver CS3を使用していますが、作り始めのころは ホームページ・ビルダーを使用していました。オフィシャルサイトをホームページを運営する等となるとDreamweaver CS3がおすすめですが、オフィシャルサイト制作であればホームページビルダーで十分すぎるほど事足ります。あとは全力で展覧会を成功させようとするかしないか。意志の問題。

今現在一歩一歩展覧会へと向けて準備が進んでいます。 あーでもない、こーでもないと仲間たちと議論することは、自分が気づいてもいなかった考えを発見できたり、 一人では絶対出てこないアイデアが浮上してきたりととても刺激的。
勉強になることばかりで極めて有意義であります。 乞うご期待☆

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