おろかにもスペインで貴重品類を丸ごとパクられ、なんとか日本にたどり着いた金属を風船みたいに膨らませてアートする赤井太郎ですが、そのおかげでカメラを新たに買わなきゃならなくなりました。どうもこういう仕事柄、カメラがないと話にならないもので…。
コンデジの最高峰PowerShotG9-オススメポイント
新しいパートナーに選んだのはcanonのPowerShotG9。作品撮影から、ウェブ用の写真、普段使用にも使えるヤツをということで、コンパクトデジカメ最高峰のこのPowerShotG9を購入しました。デジタル一眼とコンパクトデジタルカメラとの画質の差はでかいのだけれど、大きさと金額の差もまたでかく・・・そんなわけでコンデジの最高峰モデルを購入しました。
G9の画質
さて肝心の画質についてですが、さすがコンデジ最高峰のPowerShotG9!!光量が十分な状況下では最高の画質を提供してくれます!!まったくデジ一に引けをとらない!!と言ってもいい。明るい場所で、感度ISO80で撮影したものは、デジタル一眼だがコンパクトデジカメだが正直わからない(笑)若干シャープネスがきつめという噂を聞いておりましたが、私的にはすごく良い絵が撮れています。
光学6倍ズーム
光学ズームも6倍まであります。(デジタルズームで高倍率稼いでも画質が荒くなるだけなので、光学ズームが必須です)大体6倍もあればことが足りるので十分なスペック。それ以上の光学高倍率のコンデジではブレ気味ないしは、感度を上げなくてはならなくなることでノイズの多い写真ばっかり撮れてしまうため、購入時には6倍くらいがちょうど良いかと。それ以上の高倍率を求めるのであれば、デジタル一眼を買って、良い明るいレンズを装着するべきでしょう。デザインは昔の銀塩カメラっぽくもあり、高級感のある仕上がり。所有感を誘ってくれるデザインです。また軽すぎないのでホールドしやすくブレづらいです。
キャノンパワーショットG9による作例
三脚なしで適当に撮ったやつですが作例としてご参考までに…。
クリックするとでっかく見れます。
レンズシフト式の手振れ補正
三脚使ってない割にぜんぜんぶれてないんです。手振れ補正が非常に優秀。レンズシフト式手ブレ補正機構(IS)による補正は一度使うともう手放せません。デジタルによる手振れ補正は、デジタル操作を行って補正するので画質が劣化してしまいますが、このG9の光学補正ならばそんな心配は無用☆ただ夜間なんかでの三脚を使った長時間露出の場合は手振れ補正を切っておかないと逆にぶれてしまうので注意。
G9のマニュアルフォーカス
もちろんマニュアル撮影も可能で、絞り優先、シャッタースピード優先、動画(1024サイズまで撮影可能で、こいつも驚くほど高画質でびっくりしました。PC上で見るのであればデジタルビデオカメラ要らないじゃーんというほど)、果てはマニュアルフォーカスも可能で、作品撮影から普段使用まで、幅広くカバーしてくれる優等生☆加えてクリアライブ液晶IIと呼ばれる3インチの液晶ディスプレイはとてつもなくきれいで見やすい。ため息がでるほどすごいきれい・・。ちなみに1210万画素。職業柄ポスター印刷なんかしたりするので、1210万画素というのは嬉しい限り。
決め手はダイアル式ISO設定
上記ぐだぐたと申し上げてきましたが、私のG9購入の最大のポイントは実は別のところにあったような気がします。それがダイアル式のISO設定方式!!コンデジでは珍しいですが、瞬時にISOが変更できるのがとても重宝している。なにせ非常に良く使う部分だから、いちいち液晶上で設定するのは煩わしい。このダイアルのクリック感もまた所有感をそそってくれる。購入の際、ニコンのp5100とG9とで最後まで迷っていたが、最終的にはこのISOダイアルの有無が勝敗を分けたようなところがあったのだ。
こだわりの写真を撮りたい方にはマニュアル関係も充実した当然おすすめな機種ですが、かといって普通に旅行なんかでいい写真が撮りたい!!というような初心者の方にもぴったりのカメラです。なにせ画質は申し分なく、手振れ補正は優秀で、顔認識機能もパワーアップ。ボタン一つで最高の一枚が撮れるのですから。
コンデジ最高峰ということもあってお値段も張りましたが、コストパフォーマンスを考えたら安い安い。なーんて今いくらかなーと思って調べてみたら…amazonでG9、42000円切ってました!!!
私が買ったときは4万6千円だったのに…。amazon得意の一時的な爆安価格でしょうね。。現在の全国最安値だって…。やられた・・・。
G9は写真を楽しみたい人のためのカメラ
まぁ唯一の難点?あれだけの性能なので個人的には難点ではないのですがちょいとでかいです。普通のデジカメの2倍弱はあるかな。今のデジカメ薄いですもんねーでもデジ一に比べたらめちゃくちゃ小さいですけど(笑)なので「写真なんて撮れればいい」って人向けではないです。デジタル一眼まではちょっとねえ…って言う人で私みたいに作品撮影したり、仕事でちょっといいカメラが必要な人とか、こだわり写真を撮りたいひとなんかにはホントおすすめですよ。
あとはこれはコンパクトデジカメである以上はどうしようもないことなんですが、コンデジの構造上デジタル一眼レフのようなきれいなボケは撮れません。とは言え、そこそこきれいなものは撮れます。
G9は人の行動すら変えてしまうカメラ
『いいものは人の行動をも変えてしまう』という格言があるかどうかは不明ですが、canonのPowerShotG9を買ってからカメラで色んなモノを撮ることにはまってます。画質を求めるならデジタル一眼レフは確かにいいのですが、なにせ重くて大きくてかさばってしまうため、普段持ち歩くのは困難なんでしょうね。
だからデジタル一眼レフというのは、作品の写真を撮ることはあっても、道端でちょっとみつけたいい風景とか、そういう普段何気ないところで発見できるちょっといい風景を撮ることを可能にしてくれるカメラではないんだろうなと、G9を買ってから思わされました。
高画質でなおかつかさばらないギリギリのところ。そんなG9のキャラクターが、私を『カメラ小僧』に仕立て上げたのでしょう。うーんカメラの世界もなかなかあなどれないですね。。