@マークが2010年3月21日MoMA(ニューヨーク近代美術館)の建築・デザインの永久コレクションになったそうだ。
おおなるほど確かに!
と誰しもが納得のいく栄誉でしょう。もはや地に足ついた文化になってますからね。
んで誰が作ったのか気になって調べてみたら、これがよく分かってない。
元来は単価を示すのに使われた記号(例:@$300→単価300ドル)らしい。
…(略)。ラテン語の「アンフォラ」(取っ手が付いたツボ)という意味の記号である。1つの「アンフォラ」に入る量が「1アンフォラ」とされ、その後に単価を表すマークになった。現在では、atの代わりに幅広く使われだしており、特に、インターネットの電子メールのアドレスにおいて、個人名とドメイン名を分けるのに使われる。これは、1971年、レイ・トムリンソンが、前述のように単価を表す文字として使われていた@を「このユーザーは、ローカルマシン上(at)ではなく、他のホスト上(at)に居る」と言う意味を込めるために採用したことに始まる。
via:単価記号:Wikipedia
つまり自然発生的に誕生して、その後プログラマーのレイ・トムリンソンがEメール上で使用したことから現在の意味合いで使われることになったようだ。ちなみに1885年アメリカのアンダーウッド社のタイプライター上に配置してあったそうで、随分と昔から使われてきたっぽい。今ではITC American Typewriter Mediumなんて書体名をお持ちだそうだ。
元々atという意味合いがあった『@』マークだが、今はそれ以上の意味とイメージを見るものに想起させる。
そのものでしか想起させ得ない某。そういう作品をつくりたいね。
MoMA Collection(永久収蔵品)とは?
1929年の設立当時に、8点の版画と1点のドローイングの寄贈から始まった MoMAのコレクションでしたが、現在では、6つの分野(建築・デザイン、ドローイング、フィルム・メディア、絵画・彫刻, 写真, 版画・挿画本)に分けられ、合計15万点を超える作品を収蔵するまでに成長しました。
via:MoMAについて|デザイン家具 インテリアの販売 MoMAstore
MoMAコレクションに収蔵されている最近の日本のデザインをちょこっとだけ紹介しときます。
深澤直人デザインauの「INFOBAR」
photo credit: allgreen_48000
深澤直人デザイン加湿器Ver.3/±0
コクヨのカドケシ
「2003年度グッドデザイン賞」「デザインミュージアムセレクションVol.6」「現代日本デザイン100選展」などにも入選・入賞してるコクヨのカドケシ。実は公募で商品化したものだけど、パーマコレクション受賞のプレスリリースで全く実デザインをした人間に触れてないのがいささか腹立たしい。(http://www.kokuyo.co.jp/press/news/20051003-462.html)