科学技術信仰に基づく未来志向が印象的に記憶される1970年の大阪万博から40年。
私が幼少期を過ごした80年代、なにか世の中は輝かしい未来を夢見てドキドキ・わくわくするような雰囲気があったように思いますが、いまやそんな未来志向はかけらも感じられない。未来志向の死滅した時代。
roadtickle.comで”6 Amazing Future City Concepts”と題して6つの未来の都市のコンセプトがアップされていました。
グリーンタワー
その1:Green Towers in the Park
これは「ソウルコミューン2026」と呼ばれるプロジェクトの未来都市図。建物の骨格に緑を這わせるみたいだけど虫が心配。
フリーダム・シップ
その2:Freedom ship
船上都市。というか船上国家を想定して設計されたものだそう。あまりに膨大な費用が発生するために、全く手がついていないプロジェクトだそうです。
レガッタ・ジャカルタ
その3 :Regatta Jakarta
10棟のアパートと1棟のアパートからなる未来都市。あんま未来都市っぽい現実的なデザインと言うこともあって現在着工中とのこと。
アパートの名前はそれぞれ、ドバイやマイアミ・モンテカルロといった具合に世界の主要港都市の名前が名付けられ、各々の都市の方角を向くのだそう。
ペナン・グローバルシティーセンター
その4:Penang Global City Center
マレーシアのペナンの未来都市計画。2つの5つ星ホテルとオフィスタワー、劇場、コンベンションセンター、専門店の集合施設、モノレール、駐車場などなどを詰め込んだもの。
現実的にみえるデザインですが、近隣住民からの反対があり一向に進んでいないプロジェクト。
ビーナスプロジェクト
その5:The Venus Project
戦争、貧困、犯罪、社会階層や腐敗を根絶する世界を構築するための手段をデザインし続けているジャック・フレスコ。そんな彼のプロジェクトにおけるひとつの都市デザイン。
ヴィーナス・プロジェクトとは1975年にジャック・フレスコとロザンナ・メドウズによって開始された資源本位経済・維持可能な都市・エネルギー効率・先端オートメーションの理念に基づく未来都市設計プロジェクトで、ウエブサイトやビデオ映像と文学作品の発表を通してその目的の理解を普及する活動を行っている。
スカイ・テッラ
その6:Sky-Terra
巨大なタワーを建ててその上に公園を作ろうというプロジェクト。
東京のような、土地がなくて公園を作れない都市を想定してデザインされたそう。
なかば懐かしさのような思いにもかられたものでご紹介しましたが、これらを見ても分かる通り非常に現実的ですよね。ドキドキわくわくする未来都市計画を知っておられる方がいらっしゃいましたらお知らせ下さい。
Amazing Future City Conceptsvia: 6 Amazing Future City Concepts – Road Tickle