日本にはアートというものは存在しないと言い続けてきた。
なぜアートは存在しないのか?
それはアートという概念がないからであり、マーケットが無いからであり、「価値」というものは外部から示されるものだという考え方から抜け出すことが出来ていないからだ。
文化・芸術というものは自分たちで創り上げるものだという意識がないというのもその一因。
タイムズスクエアをアートスクエアに!!(Times Square to Art Square)というサイトはアーティスト支援のためのサイトである。どんなもんかというとまずは流れをみてみてほしい。
- アーティストが自分の作品写真をこのサイト上にアップする。
- 閲覧ユーザーがそのアップされた写真の中から自分が支援したいと思う作家に寄付する。
- 寄付を集めたアーティストはそれを使ってTimes Squareの電光掲示板で展示をする。
自分の気に入ったアーティストをTimes Squareで展示させる。自宅のPCからマウスとキーボードだけで支援できてしまうなんとも素晴らしい仕組みじゃないですか。
人ひとりひとりが自らの意志を表明する。
そして現実に変化を起こさせる。
日本人がこういう「感覚」「意識」をもてるかどうかが今後日本にアートが誕生するか否かの大きなポイントだと思う。