【ローマ法王死去ーその功績を振り返る】
(05.04.13)
第264代ローマ法王、ヨハネ・パウロ2世が4月2日土曜日に死去した。
本名カロル・ユゼフ・ヴォイティワ。

カストロとの会見、ゴルバチョフ、アラファト、ハッサン2世(イスラム教国モロッコの元国王)、昭和天皇、など会見した各国の首脳、宗教指導者を挙げるときりがない。そのフットワークの軽さには唖然とさせられてしまう。
歴史2000余年、その信徒11億人とも言われるキリスト教のカトリックの長という立場がいったい何を意味するのか考えていただきたい。
歴史、しきたり、様式、他宗教との戦争、争い、…、私のような信者でないあほの一日本人が想像するだけでも、うかつに息する事すらできねえんじゃないかと思われる程がんじがらめのポジションである。(と思う)個人的にはある種、日本の総理大臣なんかより難しいポジションなのでは…と思うのだ。
伝統的なキリストの教えと現代社会との矛盾の消化、イスラム教、ユダヤ教との平和的和解。加えて、欧米主導の資本主義とグローバル化に対する警鐘。
これほどのバイタリティー、メンタリティー、行動力、決断力を持つ人間をほかにいるだろうか?(私は今んとこ他に知りません)
01年9月22日、アメリカでアフガンのタリバン政権への報復攻撃の気運が高まると見て取るや否や、法王は病身をおしてカザフスタン(アフガンの目と鼻の先)に赴きミサを行った。テロの標的になるという周囲の忠告に耳も傾けず、カザフスタンとアルメニア訪問を強行したのだ。結果アメリカは空爆を法王帰国まで延期せざるを得なくなった。
またギリシャをキリスト教会の1054年の東西分裂以来始めて訪問し、十字軍の侵略、迫害などについて『カトリック教徒は正教徒に対し罪を犯した』と謝罪した。
彼の功績は挙げれば本当にきりがない。
8日午前10時から、バチカンのサンピエトロ広場で葬儀が行われた。約160の国・地域の元首や首脳、王族、宗教指導者ら約4500人が参列。在位中に129カ国・地域を訪問し、「空飛ぶ聖座」と呼ばれた法王に別れを告げた。
広場周辺には約100万人の信者らが詰めかけた。国内外から葬儀のために集まった人は約400万人であるという。
法王の功績を象徴するように、カトリックの枢機卿たちとともに、東方典礼カトリックの総司教たちが典礼を行った。
若者、年寄りだれかれ関係なく皆から愛された法王。私は特に宗教は信じていない。しかしカトリックの法王としてではなく、一人の人間としてヨハネ・パウロ二世、いやカロル・ユゼフ・ヴォイティワに尊敬を禁じえない。
最大の敬意を表します。どうぞ安らかに。。
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