前回googleはアーティストか?
なんてことを書きました。 その際『へたをすると近いうちにただで携帯電話が使えるようになるかもしれない』 てなことに触れました。
というわけで今日はそのお話。
話題の中心は英国企業のフォン・ワイヤレス。
その中核が無線LANコミュニティー事業『FON』。 無線LANでは、設置されたアクセスポイント(電波の中継機)の範囲内でしか利用できませんでした。 だからどこかしこでもネットに接続できるわけじゃない。 電波の届く範囲内でしかネットできないわけです。
アクセスポイント(AP)はプロバイダーが高い金をかけて街中に設置します。 インフラ構築にすんごい金がかかるわけです。 そこでFONはその発想を180度ひっくり返したんです。 それは登録会員のパソコン自体をAPにしちゃおうというもの。
自分のパソコンをAPとして開放すれば、他人が解放しているAPをただで使えちゃう。 登録は無料です。
FONがその会員を増やしていくと何が起こるか?? ネット電話というシステムはみなさんご存知ですか? ネット回線を利用してただで電話ができちゃうというもの。 その世界規格はスカイプ。パソコン同士での会話ならば世界中どことでもタダ。 一般電話にかけるのにも格安でかけられます。
そのスカイプ電話の携帯端末を使い、FONのAPを利用すればタダでケータイ使い放題ってなわけです。 現実的にはまだクリアすべき課題が多いのも事実ですが、こうなってくるとすごいですよねー