INAXのアートディレクター高野秀士さんのおすすめ。
この高野さん、たしか早稲田の理工出身だったとおもいますが、SATISをはじめとするINAXの便器のアートディレクションをされています。そんなですが美大畑出身ではない方がオススメする本ですから、感覚的にデザインを考える書物ではなく、思考を通してデザインを考える書籍であり、つまり誰が読んでもデザインを理解できる本になっています。
この本は、20世紀に作られた様々なモノ、様式、システム、建築等100点がインデックス化され、その各々を様々な分野の専門家が文化・社会学的視点で分析し、そのデザインの裏側にあるものを言葉によって浮かび上がらせてくるものです。
題名の通りインデックスですので、自分が気になった項目のみを読み進めることができ、デザインの辞書としても使うことができます。
デザイナーのみならずマーケティング、経済、美術など等、分野に関係なく非常に勉強になる本です。今ならもれなく「モノを読み解く力」がつきます(笑)
20世紀のデザインの裏にあったのはどんな考え方なのか?
またその考え方を生み出したのはどんな時代背景だったのか?
以上を踏まえることで見えてくる21世紀のデザインとはどのようなものなのか?
洞察力をつけたい方におすすめします。
もっと詳しく20‐21世紀 DESIGN INDEXをみてみる